魔法の声のあらすじ
物語の世界の登場人物が、本から出てきちゃったらどうする?本を読んでいて夢中になって、登場人物がページから飛び出してくるように、じゃなくて本当にベッドサイドにやって来てしまったら。ページから抜け出してきて、物語の世界を私たちの世界に持ってきてしまったら?
あるとんでもない夜に、幼いメギーの父、モーがInkheartという本を読み聞かせていると、邪悪な王様、カプリコーンがなんと、おとぎ話の枠を乗り越えてリビングルームに現れた。突然、メギーは物語の世界にしかない冒険に巻き込まれる。
何としても、 メギーとモーは悪夢のきっかけとなったこの魔法の力をコントロールしなければならない。何があってもストーリーの流れを変えなければ、二人の人生は永遠に変わってしまう..これはInkheart、時空を超えた物語、空想、そして人生の話。 あなたもこの物語を声に出して読んでみたら…
コルネーリア・フンケのアドベンチャーファンタジーが映画化。
Inkheartという本に出会ったことから、メギーと父親モーと叔母はアドベンチャー・ファンタジーの本の世界に巻き込まれ、失踪した母を救うために悪の王カプリコーンと戦うことになる…
監督は「光の旅人 K-PAX」のイアン・ソフトリー、主人公メギーにエリーザ・ベネット、父モーにブレンダン・フレイザー(「ハムナプトラ」)、ダスティーフィンガー(ホコリ指)役にポール・ベタニー、叔母役にヘレン・ミレン、カプリコーンにアンディー・サーキス。
魔法の声(2008)のトレーラーはこちら
この作品から始まり、InkWorld・シリーズは、原書は2008年10月に刊行。翻訳は2巻まで出版中。
1. Inkheart
/ 魔法の声
2. Inkspell
/
魔法の文字
3. Inkdeath
コルネーリア・フンケのWikipediaへはこちら
コルネーリア・フンケのOfficial Siteへはこちら ">
魔法の声の感想
Thief Lordでデビューしたコーネリア・フンケが書いた2004年YALSA Teen`s Top10に選ばれた本。 物語の本から登場人物が出てきてしまったらという着想がおもしろく、作者のイマジネーションの世界が気持ちいいくらい広がっていきます。子ども向けの感じなのですが、かなり量があって、内容が残酷だったりするところは少し大人向けなのかな。プロットはとてもよく出来ていて、中盤から物語は急展開します。ペーパーバックの英語は、独英翻訳だからか英文に少し刺激が足りないかな。