ブラインドネス 白の闇

Blindness
by
Jose Samarago

心理パニック・サスペンス
  原因不明の感染性突然的失明疾患に都市や国中が襲われる。政府がとった隔離施設に閉じ込められた失明患者たち。パニックのため社会性が崩壊したこの施設の中で、銃を振りかざし、王を名乗る独裁者が誕生し、理不尽な要求を振りかざすようになるまでさほど時間はかからなかった。

ブラインドネス 白の闇
↑ペーパーバック

ブラインドネス 白の闇
↑ペーパーバック

ブラインドネス 白の闇 
by ジョゼ・サラマーゴ

ポルトガルの1998年ノーベル文学賞受賞者・ジョゼ・サラマーゴの最高傑作。
突然失明してしまう謎の伝染病が世界各地で同時発生し、視界を奪われた人間たちが極限下で本性をさらけ出していくサスペンス。

邦訳は日本放送出版協会新装版で。

ブラインドネス 白の闇
↑ 単行本(
新装版)

ブラインドネス 白の闇のあらすじ

ある男が突然、失明した。視界がまっ白になる病気。原因不明のまま、伝染病のように感染は広がってゆく。政府はかつての精神病院を収容所にして、患者の隔離をはじめる。そこでは、秩序が崩壊し、人間の本性がむきだしになってゆく。阿鼻叫喚の世界。やがて国中が目の見えなくなる病気に侵されて…。圧倒的な空想力で描かれる現代の寓話。ヨーロッパで最も独創的な作家の衝撃的作品。1998年ノーベル文学賞受賞者・サラマーゴの最高傑作。

映画「ブラインドネス(2008)」

映画「ブラインドネス(2008)」

事件の始まりは、都会の交差点である車を運転中の日本人(伊勢谷雄介)が突然、目の前が真っ白な闇になったことからはじまった。原因不明の感染性の失明性疾患は急速な勢いで都市をそして国を襲う。感染患者や医師は、国の強制隔離政策のもとに古い精神科病棟に押し込まれる。間もなく、第三病棟の王を名乗るある男(ガエル・ガルシア・ベルナル)が銃を振りかざし、全権を握って独裁者と化していく。金を出せ、女性を差し出せと理不尽な要求を無理強いするに至り、夫の身を案じてもぐりこんだ医者の妻でたった一人目が見えた女(ジュリアン・ムーア)は戦いを決意する。
「ナイロビの蜂(2005)」の鬼才フェルナンド・ メイレレスが世に問う話題作。木村佳乃、ダニー・グローヴァー出演。
映画「ブラインドネス(2008)」の公式サイトはこちら

恐怖の存在 マイケル・クライトン

恐怖の存在気象災害を引き起こす環境テロリストの陰謀。科学を悪用した危険な策謀を企てる目的は何か? 平均海抜1メートルの島嶼(とうしょ)国家ヴァヌーツは、水位の上昇によって居住地が失われることを恐れ、地球温暖化の元凶として、最大の二酸化炭素排出国アメリカを提訴すると発表した。これを受け、環境保護団体NERFは提訴の支援を表明する。それから数カ月後、世界各地で怪しげな男たちが暗躍し始めた。さらに、訴訟の費用を全額負担する富豪モートンが突然失踪し、顧問弁護士エヴァンズの周囲で不審な事件が続発するが……

ジョゼ・サラマーゴ の紹介

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ブラインドネス 白の闇の感想