Life of Pi

１６歳のパイ・パテルは、２２５ｋｇのベンガルタイガーと共に太平洋の真ん中の救命ボートの中で何も出来なくなってしまった。その時、パイは、虎を恐れるよりも、虎を怖がらせて初めて自分が生き延びることが出来ると確信する。自分の強さを再発見し、知識とずるさを見出し、食べ物と居場所を巡って争い、嵐と災害を乗り越え、最後には虎と海のどちらとも何とか折り合いをつける。 １００万部以上出版され、見事な話の進め方と永遠のテーマの意味深い追求：確信と真実、事実と嘘、人間対自然、無罪と経験。そして、パイの物語はモダンクラシックになった。

私が読んだ本の内で１番のお気に入り一冊です。たまたま本屋さんをぶらぶらしてたら、カバーがあまりにもきれいだったのでつい買ってしまいました。いきなり読み始めたのであらすじは何もわからず、読み進めていったら．．．読み終えて本でこんなにショックを受けるのか、というぐらいショックを受けました。出だしはどうしようもなくつまらないのですが（だからといって読みとばさないで下さい）中盤からだんだん面白くなってきます。この本の一番よい読み方はあらすじやレビューは一切読まないでおもむろに読み始めることです。そうすると何でもしてしまう人間の凄さがわかります。