女帝マリア・テレジアが同盟のかなめとしてフランスに送り込んだ花嫁は、たた十四歳の少女だった。慣習とゴシップに満ちた宮殿で大勢の姻族と召使が見守る中、少女は何を思い、どう振舞ったのか。 その激動の生涯ゆえに数々の神話に彩られ「悲劇の王妃」とも「浪費好きな快楽主義者」と言われる王妃マリー・アントワネット。そのどちらでもない真実の姿をあたたかい眼差しでとらえ、一人の女性として描ききった伝記。
翻訳本の方は、比較的読みやすく、あまり細かい系譜等は気にせずにどんどん読み進めば良いと思う。当時をあらわした絵画も掲載されており、文庫にしては贅沢な本となっている。(P)
ソフィア・コッポラ監督、キルスティン・ダンスト主演「マリー・アントワネット」で映画化。2007年1月20日、全国ロードショー公開。 14歳で結婚、18歳で即位、豪華なヴェルサイユに暮らす孤独な王妃の物語。 恋をした、朝まで遊んだ、全世界に見つめられながら。
世界一有名な王妃マリー・アントワネットの生涯を女性の視点から丁寧に捉えた自伝。ソフィア・コッポラ監督、キルスティン・ダンスト主演で映画化。2007年1月20日、「マリー・アントワネット」全国ロードショー公開。